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「長崎みなと大学」開学へ-福岡・東京と連携してまちづくり

長崎みなと大学のサイトイメージ

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 生涯学習を支援するNPO法人「福岡テンジン大学」にヒントを得た「長崎みなと大学」が来年1月、開学する。

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 「長崎みなと大学」は教育機関としての大学ではなく、「街がキャンパス」という理念の下、地域全体を学びの場として誰でも参加でき「地元」を体験できる大学。インターネットの特性を活用し、バーチャルとリアルが融合して生涯学習の場を提供する「大学」としてさまざまなイベントを展開する。今年初め、まちづくり事業に取り組む大神健治さんと渡司陵太さんが食事しながら雑談した際、大神さんが行うイベント事業の話を聞きながら、渡司さんが「それはもっと面白くできるのでは」と2人でアイデアを膨らませたのがきっかけ。試行錯誤しながら多くの仲間の協力を得て準備を進めてきた2人が、初代共同学長となりスタートする。

 「福岡テンジン大学にヒントを得た構想だったが、今まで前例がないような大学にしたい」と話す渡司さん。「実は私も大神さんも現在は福岡在住で東京にもスタッフがいるので、東京、福岡、長崎をネットワークで結ぶ広域なイベントとして展開する。例えば壱岐・対馬は長崎県だが福岡の方が地理的にも歴史的にもつながりが深い。昔から『みなと』には情報が入ってくる。各エリアを『みなと』としてつなぎ、点から線、線から面へと展開することで『長崎県』の行政区画にこだわらない『広域長崎圏』としての新たなエリアを創り出せれば」とも。

 学生登録は「長崎みなと大学」のホームページから誰でも無料でできる。学生には授業(イベント)情報がメールで配信される。授業は無料・有料があるが、参加は学生が自由に選択できる。開催後はホームページ上に授業リポートとして記録が公開され、誰でも閲覧できる。

 渡司さんは「長崎には何かやろうとしている人たちが次々に出てきている。この大学を通じて、普段行けない場所や聞けない話に接してもらい、やりたいことをやれる大学として大いに『長崎』を楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。

 開学記念イベント「いざ開学!~集まれ地域をかえる勇者たち~」は12月23日10時から、出島交流会館(長崎市出島町)で開く。定員40人。参加無料。

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