長崎市の中心部「りかちゃん通り」にあるカフェバー&ダイニング「オハナカフェ」(長崎市浜町、TEL 095-827-2405)で6月23日、長崎出身のロックバンド「横道坊主(おうどうぼうず)」でボーカル・ギターを担当する中村義人さんがソロライブを行う。
「横道坊主」は長崎弁で「悪ガキ」の意味。1984(昭和59)年に長崎で活動を開始し、1989年メジャーデビュー。中村さんとリーダーの今井秀明さんは、共に結成時からのオリジナルメンバー。「オハナカフェ」のオーナー・田口徹さんは、当時CDショップ「アトムレコード」を経営していた。中村さんは「田口さんはずっと応援してくれている大切な友人なので、オハナカフェは僕にとって特別な場所」と振り返る。
同バンドは今年4月に長崎でライブを行ったが、ソロライブではアコースティックならではのアレンジや選曲で、バンド編成との違いを披露するという。「3月に発売したニューアルバム『悲しみ 月 そして希望』は、前作から6年の時間を経てメンバーが体験した出来事をさまざまな形で音にして詰め込んだ作品。今回はアコースティックを使い、バンドサウンドとは違う『裸の歌』を通じて、このアルバムに触れてもらうきっかけになれば」と意気込む。ソロ活動ではライブのブッキングからマネージメントまで全て一人で行うという中村さん。今回は九州を中心に愛知県、静岡県、埼玉県など全国11カ所でソロツアーを行う。
「オハナカフェはお客さんとの距離がかなり近いので少し照れくさかったりするが、気持ち良く楽しく演奏できる場所。長崎では古い友人や家族、親戚も来てくれるので楽しみ」とも。
開演19時~。料金は前売り3,000円(当日=3,500円)。いずれも1ドリンクオーダー制。