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長崎で野望を語り合う「火星にピザ屋を出す会」

「火星にピザ屋を出す会」オリジナル缶バッジ

「火星にピザ屋を出す会」オリジナル缶バッジ

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 コワーキングスペース「ツナグバサンカク」(長崎市上町、TEL 095-800-1085)で8月3日、「火星にピザ屋を出す会」というユニークな名前のイベントが開催される。

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 同イベントは参加者がそれぞれの野望を語り合うというもので、今回が2回目。主催者の川嵜昌子さんの本業は経営コンサルタント。大学でビジネスに関する講義なども行っている。「最近は安定志向で保守的な学生ばかりが多過ぎる。アイデア自体には大きな可能性があるのに、挑戦する前に自ら諦めている。学生だけでなく、世の中がそういう風潮。だからこそ気軽に『大きな夢』『大きな野望』を語る場所を提供しようと思った」という。

 川嵜さんは大学を卒業後、東京でニュービジネスを支援するコンサルタント会社に勤務。「失われた10年」と呼ばれた時代に支援先企業も勤務先も急成長し、たくさんの人たちが夢を実現していく様子を近くで見てきた。「人は皆、自分でも想像できないほどの能力や可能性を秘めている。けれども、まわりに実際に夢を語り、実現していく大人がいないと学生も夢を描けない」と力を込める。

 イベント名の「火星にピザ屋を出す会」は、大きな夢、野望の象徴。「火星にピザ屋を出すという、普通に考えれば無理だと思われるようなことでも、まずは口にして周囲に言ってみることが本当に大事。前向きな雰囲気の中で話していると、自分や周りのテンションが高まり、アイデアもどんどん広がっていく」とも。

 第1回は今年6月に開催。学生5人を含む15人が参加した。「ITで長崎を盛り上げよう」や「食で世界を平和にしよう」など、さまざまな野望が熱く語り合われた。

 「火星にピザ屋を出す会」のホームページ上では野望を受け付け、掲載している。「人の野望を知ることで、勇気づけられたり、発想が広がる。自分の野望もよく考え抜いて書き出してみることで、自分が本当にやりたいことが分かり、後悔しない人生が送れる」と川嵜さん。

 開場18時30分、開演19時。参加費2,000円(軽食付き)。定員15人。詳しくはホームページで確認できる。

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