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インタビュー2016-12-16

「現代型ストレスの課題を腸内リスクケアで解消したい」
腸内 リスクケアプランナー講座 主宰 高橋久美子さん

 2016年12月12日、「腸内 リスクケアプランナー®」資格講座が諫早市の「諫早観光ホテル 道具屋」を会場にゼロ期生が集合して初開催されました。諫早在住で医療現場での経験を基に研究を続けてきた高橋久美子さんが考案した資格講座についてお話を伺いました。(聞き手:長崎経済新聞 田中康雄)

 

受講生は医療関係者などを中心に女性9人、男性1人の合計10人。メモを取りながら熱心に高橋さんの話に耳を傾け、積極的に質問する受講生たちの姿がとても印象的でした。

高橋さんは日本赤十字社長崎原爆病院に看護師として勤務していた経験を持つほか、三菱やSONY、学校や長崎県の委託を受けた高齢者事業所で保健指導を担当したり、医療系専門学校や介護福祉士養成講座で非常勤講師を務めたりしています。PTA活動にも積極的に参加し、諫早市PTA、長崎県PTAで小学校の広報部長として子どもたちの健康増進についての特集記事を執筆し、全国小・中学校広報誌コンクールで奨励賞を受賞。新聞社からも賞が贈られました。

田中:「腸内 リスクケアプランナー®」の受講生はどんな方ですか?
高橋:私もそうですが、看護師などの医療従事者が多いですね。ほかにも自宅サロンの運営者など、起業している積極的な女性が多いですね。

田中:そもそも、この資格を作ろうと思われたきっかけは何ですか?
高橋:私自身、長崎原爆病院に勤務したり、現在は病院の経営に携わったりしながら病気の方たちをたくさん見てきました。救急対応や循環器内科でのバタバタした多忙な環境ではありましたが、総合的なケアに触れる貴重な機会でした。患者さんの便秘の処置一つにしても、自分なりにマッサージを施したり、生活アドバイスも行いました。そこで気付いたことは、大きい病気をした後、治療や予防をいくら行っても改善しない人もいれば、改善する人もいる。つまり個人差が大きいことです。

田中:それは分かるような気がします。
高橋:大切なことは病気になった後にどうするかではなく、病気になる前に必ず何かしらの予兆、症状が出ていることに気付くことです。 その予兆を見逃さず、その方のコンディションに合わせた健康増進法がないかと模索してきました。そして、さまざまな健康法や治療法、自然療法などを探しながら実践してきたのです。

田中:つまり予防法を模索されてきたのですね。
高橋:そうです。そして人である以上、免疫や体力、精神など維持安定に関わっているものは何かと研究した結果、内臓機能や免疫などに多く関わる「自律神経」に着目しました。それを踏まえたケアや食事から入浴、職場での過ごし方など、生活習慣を改善する具体的な方法が必要と思ったのがきっかけです。

田中:なるほど。基本は生活習慣の改善法をまとめたものなのですね。
高橋:そうです。それに最近は大きな社会問題にもなりましたが、健康情報があまりにも溢れています。そんな中で何を基準に予防やケアをすれば良いかわからない患者さんや医療従事者、民間のヘルスケア関連の方たちに「1つの健康増進の指針」を示すことで、その手助けができればと思い資格化させて頂きました。


田中:面白そうですね。少しだけ中身を教えていただけませんか?
高橋:分かりました。人間の身体は神経系(メンタル)、循環器系(アウター)、内分泌系(インナー)という3つの系統に大きく分かれます。そして、この3つの系統全てがストレスに晒されているのです。

田中:神経から循環器から内分泌まで、ストレスだらけなんですね。
高橋:ストレスにはさまざまな要因があります。仕事のプレッシャーや人間関係、寝不足、食習慣、職場環境や飲酒など、きりがありません。

田中:何だか聞いているだけで胃が痛くなってきました(笑)。
高橋:そのストレスが自律神経のどこを刺激して、身体のどの部位に負担を与えているかで「体質が形成される」ことが分かっています。

田中:その体質が形成されるとは、どういう意味ですか?
高橋:例えば体調不良として現れるのか、何らかの病気を発症するのか、それとも肌トラブルや、精神状態の異常などの違いです。



田中:なるほど。それは何か法則のようなものがあるのですか?
高橋:自律神経のうち、副交感神経刺激型のストレスは under と呼ばれ、交感神経刺激型は over と呼ばれます。相対関係です。

田中:何となくイメージできますね。
高橋:それらの刺激が主に頭部にある神経系に影響を及ぼすと、under の表情では目がうつろで集中力低下など、over では表情が赤ら顔やほてりとなり、イライラしたり頭痛を起こして興奮状態を引き起こします。

田中:循環器系や内分泌系ではどうですか?
高橋:例えば循環器系では、症状として血色が悪い人は血管拡張型の血行不良でしょう。逆に肩こりや高血圧などの場合は血管収縮型の血行不良と考えられます。さらに内分泌系になると便秘による排泄不良など、ストレスによる刺激が代謝低下として現れます。



田中:それらを分析して現場で使えるということですね?
高橋:もちろん医療行為ではありませんから、どのようなストレスがどこを刺激しているかを探し当てて、健康増進の指針とするものです。病気の予防や身体のケアをどのように行えばいいか迷う方にとっては、この知識が大きな価値を生み出すことは間違いないと思います。

田中:今後の活動予定はどのように考えておられますか?
高橋:今回は現場で活躍していただく「腸内 リスクケアプランナー®」講座でしたが、今後は指導者育成の「ライフ リスクケアプランナー®」養成講座も開講します。もちろん長崎市をはじめ、長崎県内、九州一円、全国へと広げていきたいですね。

田中:ぜひ期待しています。ありがとうございました。
高橋:こちらこそ、ありがとうございました。
(文責:長崎経済新聞編集部 田中康雄)

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