長崎総科大で「次世代ロボット研究会」設立シンポジウム

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 長崎総合科学大学(長崎市網場町)201講義室で6月26日、産学官連携による「ながさき次世代ロボット研究会」の設立を記念してシンポジウムが開かれる。主催は同大学。

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 同研究会は多分野の技術が集まるロボット開発を、産学官連携の「オール長崎」による知識や技術の結集で実現させることで地方創生を目指す。メンバーの信栄工業(小ヶ倉3)樫山和久社長は超小型電気自動車の開発にも取り組んでおり、長崎総合科学大学は1991年から始まったロボット技術のコンテスト「NHK大学ロボコン」に、2002年のABUロボコン(アジア太平洋放送連合主催)の国内予選開始以来9回出場している。

 シンポジウムでは 九州工業大学大学院生命体工学研究科の石井和男教授が「地方創生を目指した次世代ロボット開発について」と題する基調講演を、同・園田隆特任准教授が「MATLAB/Simulinkを用いたロボットのシステム開発」と題する講演を行う。

 石井教授は1969年生まれ。1996年、東京大学大学院工学系研究科・船舶海洋工学専攻博士課程修了。研究対象は知能ロボットや水中ロボットなどで、社会活動として最先端ロボットショーを開いたり、ロボカップジャパンオープンサッカー中型ロボットリーグで共同開発したロボットが3年連続優勝したりした実績を持つ。

 シンポジウムの最後は長崎総合科学大学・新技術創成研究所の佐藤雅紀講師が「ロボットコンテストを通じたロボット開発」と題する研究発表で締めくくる。同研究所は田中義人教授が所長を務め、「環境・エネルギー」「情報技術」「ナノ・新素材技術」「バイオテクノロジー」「生産技術・複合新技術」「基礎科学」の各部門について研究している。

 田中義人教授は「オープンなシンポジウムなので誰でも気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は15時30分~18時10分(予定)。参加無料。

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