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長崎で「全九州の食パワーを世界に」PR事業普及セミナー

同法人が掲げる事業スキーム

同法人が掲げる事業スキーム

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 長崎市民会館(長崎市魚の町)大会議室で7月16日、九州の食のパワーを世界に発信するPR事業を普及するためのセミナーが開かれる。

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 主催する一般社団法人・九州の食(福岡市、TEL 092-739-5370)は「九州の食」を内外にアピールする広報活動や生産者・消費者それぞれに対する教育活動、さらに関連ビジネスを育て発展させることを目的として昨年9月に設立された団体。

 福岡県中小企業家同友会の有志によって結成された食ビジネスを考える勉強会「食の芽組み」の情報交換の場として2011年11月、フェイスブックグループ「九州の食」が立ち上げられたことが設立のきっかけ。現在、フェイスブックグループのメンバーは7000人を超えており、同法人の活動では九州の食に関するさまざまなセミナーやマルシェを主催する。

 今回のセミナーは鹿児島県を皮切りに九州全県で開催。国内の百貨店や大手量販店、海外との取引などで避けて通れない食品安全基準の考え方について講演を行い、参加者同士が交流するためのワークショップも開く。

 基調講演のテーマは「売れる商品作りのための食品安全基準の考え方」(約50分)。講師の長谷川清さんはリスクマネジメント活動を行う国際機関「DNV GL」(本部=ノルウェー・オスロ)の日本法人でビジネスディベロップメントマネジャーを務める。同機関は1864年に発足し、150年以上にわたって活動。現在、100カ国以上のおよそ300拠点で、さまざまな国籍を持つスタッフが働く。日本ではマネジメントシステム認証機関として食品の安全向上のためのサービスを提供する。

 講演後、地域の食材などを使った商品開発に積極的に取り組む自治体などのモデル事例を同法人の理事が紹介(約30分)。ワークショップでは「わがふるさと自慢の食の逸品について」をテーマに約60分間、参加者同士でPRや意見交換を行う。会場ではマルシェ(出店無料)開催も予定する。希望者は事前予約が必要。担当者は「一定規模以上の取引で絶対に必要な知識が学べる。参加者同士の交流が大きく育つこともある。きっと参考になるので、該当する人たちはぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。

 13時受け付け開始。開催時間は13時30分~16時。定員40人。参加無料だが事前に申し込みが必要。

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