長崎の男性がママチャリで「立ちこぎなし」稲佐山登頂に挑戦

下川俊介さん

下川俊介さん

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 長崎在住の男性が6月10日、電動アシスト付き自転車で「立ちこぎなし」稲佐山登頂に挑戦する。

 挑戦するのは長崎市内在住の下川俊介さん。下川さんは現在、地域活性化に特化したクラウドファンディングサービス「FAAVO長崎」を利用して「電動アシスト付き自転車の観光客向けレンタルサイクル」を普及させるためのクラウドファンディングに挑戦している。しかし、最終期限を今月末に控えた現時点でも、目標額100万円に対して友人が協力してくれたわずか1件のみ。

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 「世の中そう甘くないのは経験上知っているが、それにしてもショックが大き過ぎて笑うしかない。冷静に考えたら特典が魅力に欠けるのだろうが、残念ながら変更ができない。募集期限まで20日くらいしか残っていないが、これまでの努力が消えるのを黙っていられない。どうしても成功させたい」と方法を考えに考えた結果、「稲佐山を立ちこぎなしで登れることを証明したら、電動アシスト付き自転車の魅力が少しでも伝わるのではないか」とひらめいた。

 下川さんは長崎市出身。幼少期は毎日暗くなるまで自転車で走り回ったという。高校1年生まで長崎で生活した後、約20年間を関東で生活。工業系の大学を卒業した後は製造業に関わる設計や営業の仕事に従事した。その間、趣味として自転車でサイクリングを楽しんでいたが、3年前に長崎に戻り、2年前から長崎でレンタルサイクル事業を始めることを目指して準備を進めてきた。

 「長崎市内では大人でも自転車に乗れない人が多く、自転車店が非常に少ない。市民にとっては不思議でも何でもない当たり前になっているが、これが一番問題だと思う。自転車に乗れない人が乗るバイクはバランスがうまく取れていないため『とても危険』と教えてもらったことがある。稲佐山でも立ちこぎ一切なしで登れることを証明すれば、バイクから電動アシスト付き自転車に切り替える人も出てくると思う」と下川さん。JR長崎駅のみどりの窓口で貸し出している電動アシスト付き自転車(ママチャリ型)を利用して挑戦する。

 出発予定時刻は10時30分。JR長崎駅構内から手押しでホテルニュー長崎の前を通り、大きな横断歩道を渡り切った地点から出発する。建設中の新県庁前を抜けて稲佐橋を渡り、稲佐山登山口から山頂にある駐車場を目指す。山頂までの経過は後続の自転車に装着したビデオカメラで撮影し、ノーカットで立ちこぎしていないことを証明するという。登頂までの所要時間は約40分を見込む。

 「天気予報では晴天のようでほっとした。挑戦は無駄に終わるかもしれないが、何もしないよりはましだと思う。一人でも多くの人にクラウドファンディングに協力してもらえたらうれしい」とほほ笑む。

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