長崎県勤労福祉会館（長崎市桜町）で8月17日、来月から開講予定の「創業スクール」の体験講座が開かれる。主催は長崎県中小企業診断士協会。

　「創業スクール」は中小企業庁が推進する地域創業促進支援事業の一環で、創業を予定している人や起業に興味がある人を対象とする受講者参加型の創業実践講座。同じ目的を持つ仲間と楽しみながら学べるように講義の中にワークショップを取り入れ、受講者が積極的に参加しながら考えるカリキュラムで構成される。講師は創業支援実績がある中小企業診断士や税理士、日本政策金融公庫職員が担当する。研修概要は以下の通り。

　「創業体験談、創業前の準備」「ビジネスアイデアの出し方」（以上9月11日）、「創業ビジョンとビジネスモデル」「マーケティングの基礎」（9月17日）、「営業・販売戦略」「資金調達と公的支援活用」（9月25日）、「会計の基礎」「税務・法務」（10月2日）、「商圏・リスク分析、プラン作成」（10月15日）、「売上・人材活用、プラン作成」（10月23日）、「プレゼン手法、プラン発表」（10月29日）の全7日間。開講時間はいずれも13時～17時。

　受講生には創業に関する融資・補助金の支援など、終了後もさまざまなフォローを行なう。受講料は1万800円。定員（30人）になり次第締め切る。

　体験講座のテーマは「創業の心構え、準備」。創業スクールの内容を詳しく紹介しながら受講生の質問にも答える。「営業・販売戦略」などの担当講師で中小企業診断士の前田直さんは、「ただ講義を聞くだけではなかなか身に付かない。これまで多くの支援を行なってきたが疑問に思うことをすぐに質問して解決する人は必ず成功する。少しでも起業に興味ある人は気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

　開催時間は18時30分～20時30分。参加無料。詳しくはホームページで確認できる。