古着店「五鉄」(長崎市鍛冶屋町)で1月29日、オープン5周年記念イベントの一環として、店主の横山いずみさんが「ロック調仮装」で接客した。
2012年1月27日、アパレル業界で働いた経験がない横山さんは「長崎には女の子が楽しめる古着店がない。ならば自分で作る」と決意してオープンした同店。「自分自身が気に入った服しか販売しない、昭和レトロな古着屋」としてのスタンスを貫き、委託販売や買い取りなどは一切行っていない。
「オープンした当時は古着の店などほとんどなかったが、最近は古着の良さが認知されてようやく増えてきた」と横山さん。同店にはブログなどで知った人たちが、北海道や関東、関西など全国各地から訪れるという。「遠くから来ていただいて本当にうれしい。自分自身、人に喜んでもらうことが昔から一番好き」とほほ笑む。
1970年代後半から80年代にかけて人気を誇った米国のロックバンド「KISS(キッス)」によく似た奇抜な化粧や衣装を着た横山さんはこの日、「GESS(ゲッス)」に扮(ふん)して接客した。名前の由来は五鉄の頭文字という。
横山さんは「みんながもっと楽しく笑顔になれる服を取り扱いたい。今後も多くの人が抱腹絶倒できる記念イベント企画を毎年披露したい」と意気込む。
営業時間は12時~20時(日曜・祝日は19時まで)。