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長崎県内で映画「この世界の片隅に」上映会

主人公すず © こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

主人公すず © こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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 チトセピアホール(長崎市千歳町)で7月1日、映画「この世界の片隅に」上映会が開催される。

すずと姪の晴美

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 同作は昨年11月に日本国内で封切られたアニメ映画で、原作は漫画家・こうの史代さんの同名漫画(双葉社刊)。第二次世界大戦下の1944(昭和19)年、18歳で広島県呉市に嫁いできた主人公「すず」と周辺の人たちが、戦時下にあっても工夫を凝して日常生活を営む様子が描かれている。初めて声優を務める女優の「のん」さんが主人公の声を演じたことも話題になった。

 片渕須直監督は呉市で実際に戦争を体験した高齢者たちから聞き取り調査を行い、当時の街並みや生活習慣などを忠実に再現するなど、準備作業に約4年をかけたという。クラウドファンディングで製作資金支援を呼び掛けたところ、3,900万円を超える金額が集まった。可能な限り実在した人たちが作品中に登場しており、調査に協力した人たちを中心に、アニメ映画でありながら高齢者からも大きな支持を得たという。

 オープニングテーマ曲「悲しくてやりきれない」をはじめ、挿入曲、主題歌、エンディングテーマは、コトリンゴさんが歌っている。

 上映時間は、11時~、14時30分~、18時30分~の3回。前売り券は、一般=1,200円(当日=1,500円)、大学生・60歳以上=1,000円(同=1,200円)。小・中・高校生は当日券のみ700円。各地主要プレイガイドで取り扱う。

 同上映会は「このせか上映を応援する長崎の会」など、長崎県内にある7団体が共催。6月10日の五島市を皮切りに、新上五島町、諫早市の3会場で上映を終えている。チトセピアホールでの上映後は、島原市(7月8日)、長崎市魚の町(7月14日)、佐世保市(7月15日)、大村市(7月16日)で上映を予定する。

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