モスフードサービス(東京都)が10月7日、全国のモスバーガー店舗で期間限定メニュー「長崎トルコライス風バーガー」の販売を始めた。
同社では以前から「ご当地メニュー」の開発を手掛けていたが、2015年から「地元の名物」をキーワードにした商品開発のアイデアを、全国の店舗スタッフから募集する取り組みを始めた。3回目となる今回は「揚げ物」をテーマに、昨年の約5倍となる1122件のアイデアを全国から集め、その中から、長崎県、埼玉県、北海道、愛知県のアイデアを採用した。
第1弾は9月12日から「北見しょうゆタレとんかつバーガー 北海道ポーク使用」「名古屋海老フライバーガー レモンタルタル」の2品を商品化。特に「名古屋海老~」は、発売後2週間で100万食を突破して早期完売となった。
第2弾となる「長崎トルコライス風バーガー」(450円)は、長崎の名物料理「トルコライス」をハンバーガーで再現したもので、グリーンリーフとキャベツの千切りの上に載せた「揚げたロースカツ」に濃厚なデミグラスソースをかけ、トマトケチャップで味付けしたナポリタンスパゲティを添える。デミグラスソースにはウスターソースを合わせ、赤ワイン、りんご酢、粒マスタードを加える。
同メニューには、島原店のアルバイトスタッフ・森田薫さんのアイデアが採用された。森田さんは「実際のトルコライスにはピラフも入っているが、今回はバンズなので『トルコライス風』とした。ほとんど原案通りに開発されていたので、とてもうれしい」と話す。「ボリュームもあり、若い男性や子どもにも好まれる味だと思うので、さまざまな人に食べてほしい」とも。
同メニューと同時発売される「秩父わらじカツバーガー 深谷ねぎみそソース」(430円)は、埼玉県秩父市のご当地グルメ「わらじカツ丼」をモチーフにしている。同社によると、「長崎トルコライス風バーガー」の1店舗当たり販売数は、長崎県が他の都道府県の約2倍という。
販売期間は11月中旬まで。