うどん店「とくとくうどん」(長崎市千歳町)が2月25日、閉店する。
1982(昭和57)年の長崎大水害後に開店した同店。周辺に住宅が多いことや、うどん3玉(トリプル)まで追加料金なしで注文できるユニークな価格設定、長崎大学文教キャンパスから徒歩圏内にあることや深夜営業を行っていたことなどから、名物店として人気を集めた。客層は子どもから高齢者まで幅広く、地元メディアでも頻繁に紹介された。
高校生のころから20年以上通っているという常連客の金子守さんは「閉店と知って、とても驚いた。時代の流れかもしれないが、心のオアシスがまた一つ消えてしまう」と話す。同店は現在、閉店を知った客が続々と訪れている。閉店後は店舗を解体し駐車場になる予定という。
営業時間は11時~翌2時。