長崎で「測量の日」の6月3日、イベント「稲佐山の地形をはかろう!」が開催される。主催は長崎県測量設計コンサルタンツ協会と「噂の土木応援チームデミーとマツ」。
「噂の土木応援チームデミーとマツ」は、長崎大学で技術職員を務める出水享さんと、共同技術コンサルタント福岡支店長の松永昭吾さんの2人で結成したユニット。共に工学博士で土木技術者でもあることから、土木の大切さや魅力を広く伝えるための活動を行っている。
同イベントは、「ワクワク・土木土木(ドキドキ)・驚き土木体験イベント デミーとマツプレゼンツ10弾」として企画されたもので、対象は小中学生。普段学校では学べない土木体験を通して土木の役割や大切さ、土木作業員の「かっこよさ」を伝える。今年は、全国を歩き初めて日本地図を完成させた伊能忠敬の没後200年に当たることから、国土交通省国土地理院九州地方測量部から特別講師を招き、プロの測量士の指導の下で測量体験ができるイベントを企画した。
測量を行う方法や測量に使われる機械や資格、測量の歴史などについての講話を聞き、さまざまな測量機器に触れることができる。最新の測量機器を使って実際に稲佐山の地形を測量。ドローンの展示や建設中のスロープカーの工事現場への潜入体験も予定する。
出水さんは「測量は道路や橋をはじめ、さまざまなインフラ構造物を建設するために不可欠なもの。楽しく学びながらこの仕事の大切さや魅力に触れてほしい」と話す。
開催時間は13時30分~16時30分。参加無料。5月31日まで申し込みを受け付けている。