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長崎の老舗文具店で「ペンとインクと紙」を楽しむ「PEN FES.2018」。オリジナル商品も限定発売

インク「長崎美景」

インク「長崎美景」

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 石丸文行堂(長崎市浜の町)で6月29日~7月1日、「PEN FES.(ペンフェス)2018」が開催される。「手書き」をテーマに、万年筆、ガラスペン、ペンに使うインク、文字を書く紙などを集めた同イベント。

万年筆のペン先に大浦天主堂

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 石丸文行堂は1883(明治16)年創業の長崎の老舗文具店。創業135周年に当たる今年、同イベントに合わせて、オリジナル万年筆とインクのシリーズ商品「長崎美景」も発売する。

 専務の石丸忠直さんは「さまざまなイベントを通じて多くの若い女性が万年筆よりインクの色を楽しんでいることに気がついた。長崎の観光地を表現したインクを作って楽しんでもらおうと思った。実はインクから考えて企画した」と話す。

 今回は「セーラー万年筆」インクブレンダーの石丸治さんをゲストに招き、その場で希望した色のオリジナルインクを作る「インク工房」を長崎で初開催する。

 会場ではこのほか、インク商品を試し書きできるコーナー「インク沼」、万年筆の筆圧診断、メンテナンスを行う「ペンクリニック」、紙とペンの相性を試せるペーパーテイスティングも用意する。お気に入りのレター・封筒セットを作る「レターバイキング」も初開催する。

 石丸さんは「普段、文具店でここまで試すことができる場所はない。存分に試して楽しんでもらいたい」と話す。

 「長崎美景」は「セーラー万年筆」との共同開発商品。インクの色は長崎の観光地をイメージし、稲佐山ディープインディゴ、グラバーフォレストグリーン、ランタンバーミリオン、軍艦島サンセットグレー、長崎ピースブルーの5色を用意。全てインクブレンダーの石丸治さんがブレンドする。

 オリジナル万年筆はペン先に、世界遺産登録が待たれる大浦天主堂をデザインしており、ボディーのアイボリーは大浦天主堂の壁、スカイブルーは空をイメージしたという。万年筆とインクは同店ホームページで予約販売を行う。

 石丸さんは「今回のイベントであらためて手書きの素晴らしさをより多くの方に体感してもらいたい。私は万年筆を愛用しているが、インクの色を楽しむ方法はさまざま。手書きは楽しい」と笑顔を見せる。

開催時間は10時~20時。インク工房参加は要事前予約。

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