長崎市中央環境センター(川口町)で1月26日、「活動をデザインする活動」お披露目会が行われる。主催は長崎伝習所(馬町、TEL095-829-1125)。
「活動をデザインする活動」は伝習所が40歳以下の若者を対象に毎年企画しているまちづくりのための人材育成プログラム「つながり事業」の一環。電通Bチームの鳥巣智行さんが発起人となり始まったプログラムで、昨年6月30日に第1回を開催。参加者はこれまで5回に分けて発想力を引き出す手法などを学んだほか、建築家やデザイナーなどを講師に招いたセッションを通じて新しい「活動」をデザインしてきた。
最終回となる今回は、参加者約20人が4チームに分かれ、今後取り組んでいきたい活動を発表する。
発表は、長崎独自の文化「ペーロン」をなじみのない人にも知ってもらう「ぺ~ろんぷろじぇくと」、長崎出身のノーベル賞作家カズオ・イシグロさんの作品を知る体験プロジェクト「オカズ・イシグロ」など。
長崎伝習所は1986年に人材ネットワークづくりと地域活性化を目的に設立。当初は若者の人材育成を図る塾事業を行っていたが、平成23年度からつながり事業と2本柱で活動を行っている。
伝習所スタッフの渕上しほ子さんは「参加者はこれまでまちづくり事業に携わったことがない人が中心なので、だじゃれのような面白いアイデアも出ている。継続したまちづくり活動につながれば」と期待を寄せる。
開催時間は14時~15時30分。入場無料・事前予約制。