長崎県美術館(長崎市出島町2-1)県民ギャラリーで「誕生50周年記念 リカちゃん展」が3月14日に始まり、エントランスロビーでオープニングセレモニーが行われた。
同展では1967(昭和42)年7月4日にタカラトミーが発売し、「リカちゃん人形」として親しまれる着せ替え人形「リカちゃん」約580体とその家族や友達、「リカちゃんハウス」(家や店など)を展示。誕生と、その後ファッションの移り変わりとともに変化していく歴史を時代ごとに切り取り、紹介している。
海外から輸入された大きな着せ替え人形しかなかった当時、同社社長の佐藤安太さんらが日本の住宅事情に合った独自の着せ替え人形として開発したリカちゃん。発売当初から誕生日や身長、趣味など細かいプロフィールを設定し、その時々で少女が憧れるファッションや職業を取り入れながら時代とともに変化し、現在は4代目となるリカちゃんが販売されている。
同展では初代から4代目まで各世代で人気の高かったリカちゃんを時代背景などと共に紹介しているほか、50周年を記念して「Be colorful!みつける、わたしの色」というキーメッセージを発信しながら、著名人やファッション業界をはじめとするさまざまな企業とコラボしたリカちゃんがお祝いメッセージとともに展示されている。
約400種類のオリジナルグッズを販売するショップや一緒に写真撮影ができるプリクラ機なども併設するほか、関連企画としてリカちゃんに塗り絵をしてマグネットを作るワークショップも開く。
来場者の一人は、「幼稚園から小学生の頃よく遊んでいて、50周年記念ということで訪れた。当時は大人っぽいファッションなどをリカちゃんで楽しいんでいたのが懐かしい」と話す。
開館時間は10時~18時。入場料は、大人1,000円、大学生・70歳以上800円、小中高校生500円。4月17日まで。ワークショップは3月30日・31日、4月6日・7日の各日10時30分と13時30分から。参加費100円。