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長崎大学経済学部で服のリペア体験など パタゴニアの全国循環環境イベント

イベントをPRする宮崎さん(左)と本村さん

イベントをPRする宮崎さん(左)と本村さん

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 アウトドアブランド「パタゴニア」がリペアトラック「つぎはぎ」と共に全国の大学を巡るイベント「Worn Wear College Tour」が6月3日~4日、長崎大学経済学部講堂前で開催される。

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 一着の服を大切に使い資源の消費を抑えることで地球環境に与える影響を減らせることから、ウエアの修理やリペア方法を伝え、これからの未来を担う学生に「責任ある消費」について考えてほしいと、全国11の大学と連携して行う同イベント。長崎大学では経済学部山口研究室のゼミ生4人が中心となってイベントを運営し、長崎県立大学・情報システム学科の有志10人も広報や展示パネルの制作などで協力している。

 イベントの開催をきっかけに、「大量生産することで気軽に購入できるファストファッションの裏側で環境問題が起きているだけでなく、過酷な労働環境を強いられる途上国の人々の存在を知った」と話す、長崎大学3年で山口研究室ゼミ生の宮崎有伽莉さん。同ツアーはもともと大学生を対象としているが、イベントを通してより多くの人に問題意識を持ってほしいと掛け合い、長崎大学での開催は一般の参加もできるようになった。

 4日には「気候危機への取り組み~パタゴニアが考える企業と責任~」と題して同社日本支社長の辻井隆行さんによる講演会も行われる。

 パタゴニアのウエア展示や持続可能な食品コレクション「パタゴニア プロビジョンズ」の試食のほか、フェアトレード製品の試食・試飲会を行う。修理体験では、先着順で1人1回ブランドを問わずウエアのリペアを体験できる(バッグ・靴は不可)。

 同ゼミ生の本村花奈さんは「展示されるフェアトレード製品は現代になじみやすいデザインに変化している。フェアトレードについての展示やリペアサービスなどを通じて環境問題や労働問題について考えるきっかけになれば」と意気込む。

 開催時間は両日とも11時~17時。講演会は4日18時~19時30分(17時30分開場)で、事前申し込みが必要。参加無料。問い合わせは長崎大学経済学部山口研究室まで。

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