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長崎で初心者向けマネー勉強会 FPが「老後2,000万円不足報告書」解説

勉強会の様子

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 資産運用や生命保険など、お金に関連して学ぶ「超・はじめてのマネー勉強会」が6月19日、コワーキングスペースのツナグバサンカク(長崎市上町)で開催された。今回のテーマはiDeCo(individual Defined Contribution Plan:個人型確定拠出年金)とNISA(Nippon Individual Savings Account:少額投資非課税制度)

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 会場には、仕事帰りの会社員、理学療法士、デザイナーや講師などさまざまな職種の12人が参加した。

 主催する芙蓉(ふよう)プランニングは、資産や家計の相談、お金に関する記事の連載、ファイナンシャルプランニング技能士試験の対策講座などを行うお金の専門家。代表の大野翠さんは元国内生命保険会社に約6年勤め、客の相談に応じるうちに「会社に縛られることなく、その人に必要な情報をアドバイスしたい」と思い、独立系ファイナンシャルプランナーとして開業したという。

 冒頭、「今回のテーマはiDeCoとNISAだが、最近、話題になった老後2,000万円不足報告書にも記載があり、関連している」と報告書から簡単に解説。「なぜ2,000万円足りないといわれているのか?要は、これからの長寿時代に向けて年金だけを当てにせず、目安として自助努力で2,000万円くらい補ったほうが良い、という報告書」と話し、その根拠や、ほかに記載がある老後の不安についてのデータについて説明し、参加者と学びを深めた。

 その後、今回のテーマとなったiDeCoとNISAについて「iDeCoはじぶん年金と呼ばれる老後に備えるもので、NISAは期間の上限がある税金のかからない投資信託のこと、積み立てNISAは毎月決められた額を買う年金に近いイメージ」と、話していった。

 参加者からは「iDeCoは年金に未納期間があるとできないという話があったが、学生時代であっても駄目か?」「学生が年金は免除してiDecoに加入することは可能か?」「NISAと積み立てNISAは同時にできるか?」「NISAは何回でもできるのか?」など、さまざまな質問が飛び交った。最後は「なんとなく資金があるからといって始めるより、5年後に車を買い替えたいから少しでも増やしたいといった、目的を明確に持ってやると続きやすいだろう」と話し、終了した。

 参加した井上恒博さんは「分かりにくいことも丁寧に説明してくれるので楽しく学ぶことができた。また参加したい」と話す。

 大野さんは「初心者に個別相談はハードルが高い。もっと気軽に勉強し、相談できる環境をつくりたかった。今後も毎月、開催を予定しているので、お金に関する学びの最初の一歩として参加してほしい」と話す。

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