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長崎県洋菓子コンテスト 各店の精鋭パティシエが技競う

グランプリを受賞した谷合さんの作品

グランプリを受賞した谷合さんの作品

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 「2019長崎県洋菓子コンテスト」が6月25日、長崎新聞文化ホールアストピア(長崎市茂里町)で開催され、ハウステンボス(佐世保市ハウステンボス町)でパティシエを務める谷合健輔さんの作品がグランプリに輝いた。主催は長崎県洋菓子協会。

プチガトー部門で金賞に輝いた鈴木さんの作品

 同コンテストは長崎県内の洋菓子業界の技術向上と発展を目的に、洋菓子協会の総会に合わせて毎年開かれているもので、日本洋菓子協会連合会が10月に開催する「ジャパン・ケーキショー」の予選も兼ねる。2015(平成27)年からは一般公開し、即売会も併せたイベントになった。

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 コンテストはジャパン・ケーキショーの規定に準じて「マジパン」「エピスアーティスティック」「チョコレート工芸」「ラッピング」など9部門で競われ、グランプリのほか、金・銀・銅賞が各部門から選出される。ケーキショーでも今年から新設されたプチガトー部門は一皿に盛り合わせて競うものだが、同コンテストでは独自ルールとしてテーマに基づいたショートケーキ1点で競われ、今年はモンブランをテーマに12点が出展された。

 プチガトー部門で金賞に輝いたシェリール(諫早市永昌町)のオーナーパティシエ・鈴木陽子さんは「当店でも人気の高い四万十産の和栗を使った風味豊かなモンブランを出展した。本来は栗のシーズンである10月から3月にかけて提供しているが『出展に合わせて自分の分も作ってほしい』という常連客からのリクエストもあったので特別に用意もさせてもらった」とほほ笑む。

 グランプリを受賞した谷合さんの作品は工芸菓子の技術を競うピエスアーティスティック部門に出展したあめ細工。牛車の車輪や和太鼓、菊などをモチーフに和をイメージした作品に仕上げた。あめ細工は厚みを持たせるとつやが失われやすくなるが、十分な厚みとつや、繊細かつ美しく仕上げる技術力が高く評価され結果に結び付いた。

 審査委員長を務める旬菓工房 ラ・フェーヴ(諫早市小船越町)のオーナーパティシエ・河井重久さんは「昨年金賞を獲得したスウィーツショップ ロッシェ(長与町)のオーナーシェフ・岩田清史さんがケーキショーでも銅賞を獲得するなど、マジパン部門を中心に県内で活躍するパティシエのレベルアップにつながっているという手応えがある」と言う。反面、加工技術を競う細工物は売り上げに直結しにくいことから「一般公開し、即売会も行うことでコンテストによる技術向上だけでなく、販促の面でもお客さまにお店を知ってもらうきっかけづくりができれば」と期待を込める。

 2019ジャパン・ケーキショー東京は10月15日~17日にかけて東京都立産業貿易センター台東館(東京都台東区)で行われる。

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