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古川町の眼鏡店が20周年 ミニ図書館や店内コンサートなどの取り組みも

ショップマスターの本田さん

ショップマスターの本田さん

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 アルコア中通りにある眼鏡店「コンネックス」(長崎市古川町)が7月8日、オープンから20周年を迎えた。

店内の様子

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 1927(昭和2)年創業の歴史を持つ「めがねのコクラヤ(万屋町)」のグループ店として、徒歩3分の場所にある本店とは異なるコンセプトで新たな客層に訴求しようと出店した同店。手頃な価格帯のレンズ付きフレームセットからブランドフレーム、ブルーカットレンズや調光レンズといった高機能レンズまで幅広く扱う。

 ショップマスターを務める本田雅彦さんは「気に入ったものやいいものを長く使ってもらいたいという思いから、眼鏡の修理やメンテナンスにも力を入れている」と言う。眼鏡のメンテナンスに訪れていた男性は「左右の視力に極端な差があるため眼精疲労を起こしやすかったが、矯正のさじ加減で驚くほど和らいだ。メンテナンスの際に細やかに気に掛けてもらえるので安心」と話す。本田さんは「フレームは好みもあり、小さいお店なので取り扱える種類が限られるので、持ち込み対応も歓迎している。気に入った眼鏡をいかに快適に使ってもらえるかを大切にしていることから『眼鏡は買っていただいてからがスタート』をモットーに、アフターサービスに力を入れている」とほほ笑む。

 本好きという本田さんは、駅や団地の中に読み終えた本を持ち寄って自由に貸し借りできるミニ図書館を長崎の街でも広めたいと2016(平成28)年秋、待合室として利用していた店舗2階に友人や常連客から寄贈してもらった本を並べて開設した。

 昨年7月には地元で活動するチェリストを呼び、常連客を招待して店内でミニコンサートも開いている。もともと店内でクラシック音楽を流しており、特にバッハが好きだという本田さんは「いつか店内でコンサートをしたいと考えていた。お客さまと話している中で特に女性客からチェロの音色が好評だということを聞き付け、お客さまにも楽しんでもらえる企画だと感じたことから開催を決めた」と話す。

 階段を利用したステップギャラリーも備える同店。本田さんは「これからも眼鏡店としてだけではなく、お客さまにより良い価値を提供できる店を目指したい」と意気込む。

 営業時間は10時~19時(金曜・土曜は19時30分まで)。木曜定休。8月31日まで20周年アニバーサリーとして、一部商品を割引販売している。

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