ビジネスセミナー「長崎スタートアップの未来」が3月20日、サブスクリプション型居住サービス施設「HafH Nagasaki SAI」(長崎市古川町)で行われる。主催は長崎市。
「かつて日本の海外貿易の窓口として文明開化の先駆けになった長崎でスタートアップを育成し、経済発展につなげたい」との思いから、FFGベンチャービジネスパートナーズ(福岡県福岡市中央区)と共同で企画した。昨年10月20日にベンチャーキャピタル「GxPartners」(福岡県福岡市中央区)の中原健さんが第1回講演「スタートアップの基礎知識について」を行って以降、スタートアップ支援やベンチャー企業に携わる経歴を持つ講師を招き、これまで5回のセミナーを行ってきた。
今回はこれまでの総集編として、第1部では田上富久長崎市長が地元出身の起業家2人を招き、「田上市長が長崎の起業家と語る長崎スタートアップの未来」と題して長崎のスタートアップの現状と今後の展望について事前録画での対談を行う。
第2部では「HafH Nagasaki SAI」を運営する「KabuK Style」の砂田憲治さんと大瀬良亮さんが、「長崎スタートアップKabuK Styleの目指す世界観と起業を目指す方へメッセージ」と題して創業の経緯や、起業を目指す人に向けトークを展開する。
第3部では、動画を通じた求人マッチング・プラットフォーム「ビデオマッチング」を運営する満居優さんとオフィス家具ブランド「WAAK」を立ち上げた酒見史裕さんを招き、「地方の産業を生かした起業家から見る、地方のポテンシャルやビジネスのつくり方」について意見交換を行う。
長崎市商工部産業雇用政策課の前田耕作さんは「新型コロナウイルスの感染拡大による社会情勢の変化を経て今後のスタートアップの在り方を見据えるきっかけを提供したい。今後もセミナーなどのイベントを開催していく。長崎市からスタートアップが生まれるためのコミュニティの醸成につなげたい」と意気込む。
開催時間は13時~15時40分。実会場(定員15人)とオンラインで公開する。参加無料(要事前申し込み)。申し込みはイベント特設サイトで受け付ける。