外飲みイベント「第13回デジノミ」が4月16日、出島表門橋公園(長崎市江戸町)で開催された。
出島エリアを盛り上げようと2019年7月に初開催して以来、毎年4月から10月の第1・第3金曜に開催している同イベントは今回で13回目。
国指定史跡「出島」に約130年ぶりに架橋された歩道橋(出島表門橋)の開通に合わせて、出島対岸の水辺沿いに整備された出島表門橋公園を有効活用しようと市民団体「DEJIMABASE」が企画した。Attic(出島町)、五平太(深堀町)、フォーク酒場1970(銅座町)の3店舗が企画運営を行う。県内外のミュージシャンをゲストに招き、投げ銭形式でのライブを行うとともにドリンクやフードをワンコイン(500円)で販売する。これまで長崎になかった開放的な空間で出島の歴史を感じながら心地良い時間を過ごせる場を目指す。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年からは来場者の消毒や体温計測などを行い、ソーシャルディスタンスの確保に努めるなど感染症対策を行いながら開催してきた。
2021年初開催となる今回のステージにはプロのボーカリスト・キーボード奏者として長崎で活動するマンボ稲松さんが、集まった約30人の観客を前にパフォーマンスを行い会場を盛り上げた。2018(平成31)年に活動50周年を迎えたマンボ稲松さんは「長崎が誇る出島でのイベントで今年の第1回に出演できたことに感謝している。この場所はもっといろんな形で活用していくべき聖地では」と話す。「コロナ禍による感染症対策で人数制限などが行われた中での開催だったが、来場者には本当にありがとうと伝えたい。デジノミがこれからも長く続くイベントになれば」とも。