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「道路インフラの町医者」団体が医療従事者へ飲料水贈呈 コロナ禍の収束願う

贈呈式での記念撮影

贈呈式での記念撮影

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 道守養成ユニットの会(長崎市文教町)が5月28日、長崎市医師会館(栄町)で医療従事者に向けて飲料水の贈呈を行った。

松元会長(右)へ飲料水の贈呈を行う吉川会長(左)と三根長崎地域部会長(中央)

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 長崎大学大学院工学研究科インフラ長寿命化センターが道路インフラの維持管理技術者育成を目指して開講した「観光ナガサキを支える道守養成ユニット」の1期生が中心となり、2017(平成29)年11月に設立した同団体。建設従事者や官民土木系技術者を中心に約300人が所属して、長崎県内を中心に8つの地域部会を構成。「インフラの町医者」を目指して橋やトンネル、道路構造物などの点検診断を行いながら、最新の維持管理技術の習得や若手技術者への維持管理技術の継承・伝承のための活動を行っていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて主だった活動を自粛していた。

 県内ではゴールデンウイークごろから新型コロナウイルスの感染が急激に再拡大。5月13日、県は長崎医療圏の病床使用率が100%に近づいているとして「医療危機事態宣言」を発出。県下全域で流行段階を初となる「ステージ5」に引き上げるなど逼迫(ひっぱく)した状況となっていた。現在は県内では「ステージ3」に引き下げられたものの、長崎市では依然として「ステージ5」のままとなっている。市では5月24日から一般へのワクチン接種が始まるなど収束に向けた取り組みも進められている。

 道守養成ユニットの会では「自身の罹患(りかん)の恐れもある中で静かに対応を続ける医療従事者に感謝の気持ちを伝えたい」と飲料水の贈呈を決めた。贈呈式では会のメンバーら3人が参加。吉川國夫会長と三根孝紹長崎地域部会長が医療従事者への感謝の気持ちを述べるとともに「いまだ先が見通せない状況だが、平穏な日々が戻ることを祈願する」とあいさつし、長崎市医師会の松元定次会長に飲料水15箱を贈呈した。

 松元会長は「医療体制を支える道路などのインフラを守っていただいていることに感謝する。飲料水は有効に活用させてもらいたい」と贈呈への感謝の言葉を述べた。これから夏場で気温上昇が見込まれることから、贈呈された飲料水は屋外にあるPCR検査場(長崎県庁舎そば)で検査に従事する関係者に提供するなど活用を検討するという。

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