大学生と留学生のオンライン交流イベント「LINK~日本語と英語で遊ぼ~in Nagasaki」が2月27日に行われる。
主催する「Hi There!(ハイ・ゼアー)」は長崎県立大学で昨年10月に立ち上がったばかりの学生団体。同大学にすでにあった別の学生団体の活動を知り、ジェンダーや福祉、国際などのジャンルでそれぞれ活動していた国際社会学部1年生の5人がリーダーの堀田史香さんを中心に「誰一人残らない社会をつくりたい」という理念の下、立ち上げた。
イベントではミニゲームで交流を深めた後、グループに分かれて長崎の魅力を画用紙に書き、全員で共有して動画を作る。イベントを通して親交を深め、留学生らにとって長崎をセカンドホームにしてもらうことを目指している。
企画したきっかけは団体のメンバーが昨年11月に開催された外国人による日本語の弁論大会を見に行ったこと。コロナ禍で感じたことや日本での生活の中で感じた文化の違いなどについてのスピーチを通して、留学生が「日本に来て友達ができなくて寂しい」という思いを抱いていることを知り、「留学生のために何か活動をしたい」と考えたという。そんな中、パラレルワークをしながら障がいのある子どもたちに向けた発達支援特化型ダイバーシティ学習プロジェクトを昨年立ち上げた脇葵依さんと大学の授業を通して知り合い、コラボしてイベントを立ち上げた。
「国籍関係なく友達づくりをすることで大学生と留学生の居場所づくりを目指していきたい」と堀田さん。今後は障がいのある子どもとミュージカルやジェンダーを学ぶ会など「団体のメンバーがそれぞれ取り組んでいるテーマに沿ったイベントも行っていきたい」と意気込みを見せる。
開催時間は20時~21時30分。参加無料。定員は20人。事前申し込みが必要。申し込みはフェイスブックページから受け付ける。