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長崎で障がい者学習支援手掛ける脇葵依さん、「ビューティージャパン」日本大会へ

プレゼンを行う脇さん

プレゼンを行う脇さん

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 「社会で活躍できる女性」を発掘・支援する「Beauty Japan 五島列島大会2021」が8月21日、TRAVELQ上五島(南松浦郡新上五島町)で開催され、長崎市で障がい者の学習支援などに取り組む脇葵依さんがグランプリに選ばれた。

新上五島長の石田町長(中央)とともにグランプリの盾を持つ脇さん(左)と戸野さん(右)

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 主催者によると、Beauty Japanは「『社会で活躍する女性を増やすこと』を目的に内面・外面の美しさを磨き、本当の『美』を発掘するプログラム」。「頑張っている女性にスポットを当て発信する場」として2019年から毎年開催。約1000人の応募者の中から地区大会で約50人のファイナリストが選ばれ、11月に行われる日本大会でグランプリが決まる。

 長崎県内初でプログラム初の離島開催となった五島列島大会。書類選考で選ばれた5人のファイナリストがプレゼンテーションを行い、脇さんと、神奈川県でフリーランスの理学療法士として活動する戸野歩さんの2人がファイナリストとして日本大会に駒を進めるグランプリに輝いた。

 大会関係者の推薦を受けて出場した脇さんは今年1月、クラウドファンディングを通じて障がいのある子どもたちに向けた「ダイバーシティ学習プロジェクト」の支援者を募り、8月から本格的に運用を始めた。

 プレゼンでは生まれつき患う皮膚病が原因で小学生の頃に「透明人間になりたい」と思いつつも、「病気のある人生は理不尽。病気のある人を助けたい」と考えるようになったという自身の生い立ちを紹介。学生時代に訪れたカンボジアの孤児院で「夢を聞いても答えられない子どもたちを目にし、教育や情報の格差で将来が変わってしまうことを痛感した」という脇さんが作業療法士を志すと同時に、「身近な教育分野から行動したい」と障がいの有無にかかわらずどこでも楽しめるオンライン教育を手掛けるようになった経緯を発表した。

 学習プロジェクトでは北海道から鹿児島まで離島地域も含めた子どもたちが参加している。「人生は関わる人と教育で変わる」と脇さん。「世界と子ども同士がつながるハブコミュニティーをつくりたい」と意気込む。

 2017(平成29)年に20カ国200人が集う国際交流コミュニティーを立ち上げ、子どもの英語の先生やラジオのアシスタントパーソナリティーとしても活動するなどパラレルワークをしている脇さん。9月には働く女性の健康とキャリア促進を目指す「長崎起業女子Cafe」の立ち上げも目指していることから、「誰でも可能性に満ちあふれているということを伝えていきたい。心のバリアフリーがあふれる国に」とプレゼンを締めくくった。

 脇さんと同じく医療従事者でファイナリストに選ばれた戸野さんは、4歳年下の弟がダウン症だったことがきっかけで理学療法士を志した。今後は特に離島で暮らすハンディキャップを抱えている子どもの居場所を全国に作ることや、就労移行支援施設を目指しているといい、「生きづらさ」を感じる人たちの居場所を作ることが目標という。

 日本大会は11月19日に新木場 STUDIO COAST(東京都江東区)で行われる。

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