長崎地方気象台が3月29日、ソメイヨシノの満開を発表した。
桜の満開宣言は各地の気象台が行う季節観測の一つ。全国に58か所の観測地点があり、長崎では気象台のある南山手町で観測する。標準木のソメイヨシノの花が咲きそろった時の約80パーセントが咲いた状態を観測すると桜の「満開」を発表している。「満開宣言」は平年より4日早い発表となった。
長崎地方気象台では22日に平年より1日早い「開花宣言」を発表。発表から最初の日曜日となった27日には各地の花見スポットの桜も見頃を迎えていた。天気も快晴だったことから花見客の姿が見られた。訪れた花見客は「感染状況が少し落ち着いているので今年は少人数だがようやく花見を楽しむことができた」と笑顔を見せる。
31日ごろから天気は下り坂となり、その後は風も強まると予想されていることから、今日明日が花見のラストチャンスになると見られる。