アミュプラザ長崎(長崎市尾上町)が9月21日で22周年を迎えた。
2000(平成12)年の長崎駅のリニューアルに合わせてJR九州ホテルと共に開業した同施設。シネコンや飲食店街などを併設する商業施設としてだけでなく、駅に直結する長崎の玄関口として多くの人に親しまれてきた。
2020年3月に在来線の高架化に伴ってJR長崎駅が西側に150メートル離れた場所に移転。今月23日には西九州新幹線が開業することから、施設を運営するJR長崎シティが今年3月18日、同駅高架下にアミュプラザ長崎の別館として飲食店や土産店を中心とした54店舗が並ぶ「長崎街道かもめ市場」を開業。本館1階にあった土産店街が移転したことから5月、長崎初出店7店を含む14店の和洋菓子店を誘致したスイーツショップエリアを同街跡にオープンしていた。
16日からペイバックやノベルティー配布などの企画を始めたほか、西九州新幹線開業に合わせ駅周辺を盛り上げようとJR長崎シティが新幹線グッズやメニューを募り記念企画を行っている。
かもめ市場内にある地元特産品などを販売する「長崎銘品蔵」には新幹線「かもめ」をモチーフにしたグッズが数多く並ぶ。同店の伊藤萌美店長によると「一番人気」という新幹線「かもめ」が描かれた約50センチの箱に収められたロングバウムをはじめ、開業記念として販売しているアクリルキーホルダー(990円)や堤けんじさん画の手ぬぐい(1,100円)、新幹線なりきりマスク(990円)などをそろえる。
23日からは、かもめ横丁の居酒屋「亜紗フクブクロ」が「特大穴子天ぷら かもめver(バージョン)」を提供。長崎県対馬産のアナゴを新幹線に見立て、大根おろしと紅ショウガで先頭車両を表現したもので「映える」メニューに仕上げた。森晴彦店長は「子どもから大人まで見て楽しく食べておいしい一品。新幹線とともにおいしい料理も楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。
このほか施設内の飲食店で新幹線に見立てた料理や地元名産品を使った新メニュー13品を含む17品を期間限定で提供する。