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長崎街道かもめ市場がオープン2カ月 長崎の魅力を発信する新たな場所に

来店を呼びかける川原さん

来店を呼びかける川原さん

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 JR長崎駅(長崎市尾上町)高架下にある長崎街道かもめ市場がオープンから2カ月を迎えた。

中央にランタンオブジェが並ぶ土産ゾーン

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 今秋の西九州新幹線開業に向け移転した長崎駅に3月18日、オープンした同施設。土産物27店と飲食店14店、デイリーサービス13店の合わせて54店のほか金融機関7社のATMも出店した。施設を手がけたJR長崎シティ(尾上町)の川原隆太郎さんによると、「ながさきファースト」を開発コンセプトに、長崎らしさを発信し新しい出会いと交流が生まれる「賑(にぎ)わいの市場」を目指したという。施設名には長崎に伝来した文化や技術を全国に伝えたかつての長崎街道のように長崎の魅力を全国に発信する場所にしたいという思いを込めたとする

 土産物や長崎銘菓などが並ぶ施設の正面入口付近にはアミュプラザ長崎(尾上町)のお土産ゾーンから移転した13店を含む27店が入る。棚の高さを低く抑えることでエリア内が広く見渡せるように工夫した。中央には中華街で春節を彩るランタンを模したオブジェを飾る。実演ゾーンやイートインコーナーも併設し、名物料理の豚まんや角煮まんじゅうのほか、かまぼこや台湾スイーツを出来たてで提供する新業態の店もある。

 施設奥には長崎の商業施設では初となる横丁ゾーン「かもめ横丁」を設けた。長崎産の和牛や海鮮、地酒などを楽しむことができる8つの飲食店が軒を連ね、店舗間の仕切りをなくすことで開放的な空間を目指したほか、天井の提灯には25ある長崎街道の宿場町の名前を掲げた。

 ご当地レストランゾーンではちゃんぽんや皿うどんをはじめトルコライスや五島うどんなどを提供する飲食店6店が入居。佐世保の名物料理「レモンステーキ」など同施設限定のメニューを提供する店もある。

 デイリーゾーンにはコンビニやATM、ビジネスサービスなどが出店した。

 「長崎のご当地グルメや名物などを地元で愛される名店に呼びかけ、新業態での出店や限定商品の販売などを実現できた。オープン以来、観光客や旅行客だけでなく地元の人の来店も多い」と川原さん。「西九州新幹線の開業に先立ち販売して人気を得た新幹線コラボ商品をもっと増やすなど、長崎の玄関口として魅力的な場所にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は、土産物販・実演ゾーン=8時30分~20時、ご当地レストラン=11時~22時30分、かもめ横丁=11時~23時。

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