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三和町で地元出身アーティストが音楽イベント 子どもに夢追う素晴らしさ伝えたい

来場を呼びかけるCozueさん

来場を呼びかけるCozueさん

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 三和町公民館ホール(長崎市布巻町)で11月20日、「びわの音楽祭」が開催される。

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 旧三和町出身で、現在は東京を中心に活動するシンガー・ソングライター「Cozue(こずえ)」さんが企画した同イベント。母親がクラシックギターを弾いていたため幼い頃からギターに触れるのが当たり前だったというCozueさん。小学校6年生の時にギターを買ってもらったのがきっかけで、中高生の頃は趣味となっていた。大学生の時にプロミュージシャンとライブで共演したことがきっかけでプロの道を目指すことを決め、卒業後、上京して働きながら本格的に音楽活動をスタート。その後3年ほど活動を続けていたが人間関係や音楽に対する葛藤から「音楽は趣味程度でも良いのかもしれない」と感じるようになり、地元・長崎に帰郷して准看護師になる道を選んだ。

 看護学校に通いながらも趣味として音楽を続けていたが、スナック「フォーク酒場1970」(銅座町)店主の榎島英巳さんのサポートがきっかけで再び本格的に音楽活動を始めた。2019(平成31)年2月、旧三和町の風景や長崎の町をテーマにしたミニアルバム「A Day」をリリースしてデビュー。同年9月から活動拠点を東京に移していた。

 「旧三和町出身のミュージシャンとして私自身が歌や活動を通して町のPRや元気を届けられる存在になりたい」と考えていたというCozueさん。コロナ禍で思うように活動ができないなか、地元の学校のイベントに呼んでもらうことがあったという。「地域の自慢になりたい」という目標があったCozueさんは、地元の後輩らと触れ合う中で「ふるさと三和を活動基盤にするアーティストのステージを通して地元の後輩たちに夢を追い続ける素晴らしさ、楽しさを再確認してほしい」と同イベントの開催を決めた。

 当日はCozueさんのほか、「RAINBOW MUSIC」「Sickle One」をはじめ地元で活動するバンドやダンサーなどをゲストに迎え、生演奏やステージを披露する。

 「びわの音楽祭」という名称は「三和のシンボルであり、寒さの中で海風を受けながら花を咲かせるりりしいビワの姿にこれから広い世界に飛び立つ若者がどんな場所でも自分らしい花を咲かせてほしいという希望を込めた」とCozueさん。「多くの賛同を得られたことから、小・中学生の無料招待を実現できた。多くの子どもたちに来てもらえるとうれしい」と意気込みを見せる。

 16時開演。チケットは、大人=1,000円、小・中学生無料(小学生は要保護者同伴)。

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