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浜町・銅座町周辺で歓楽街回遊型イベント 文化的価値で活性化目指す

来場を呼びかける平山さん(中央)ら実行委員会のメンバー

来場を呼びかける平山さん(中央)ら実行委員会のメンバー

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 浜町・銅座町商店街周辺で11月18日・19日、「アーツ&スナックながさきフェス2022」が開催される。

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 アーツ&スナック運動は東京大学の永野真義助教らが発起人となり東京都台東区の池之端仲町かいわいを文化的歓楽街にすることでエリアリノベーションを目指すプロジェクト。2019年秋に歓楽街回遊型の社会実験イベントとして開催し、以後、定期的にさまざまなイベントを開いている。

 長崎市浜町・銅座町周辺も古くからスナックなどが軒を連ねる歓楽街だが、経営者も常連客もともに高齢化していることや長崎駅周辺の再開発などで空き店舗が増えていることが課題となっている。

 同イベント実行委員会で事務局長を務める平山広孝さんは長崎の都市の価値創出と価値観の再構築を目的に2010(平成22)年、「長崎都市・景観研究所 null(ヌル)」を設立。2020年夏から銅座地区で空きスナックを活用した「まちづくりスナックシグナル」の運営にも携わっていた。

 永野教授と親交のあった平山さんは「長崎でも飲み屋街と文化芸術をかけ合わせた歓楽街にすることで夜の楽しみを広げ新しい価値をつくり、出会いや体験の場をつくっていきたい」と相談し、長崎での開催が決まった。

 イベントでは街なかのスナックやバー、広場など10会場に2日間で30組を超えるアーティストが出演。美術、デザイン、音楽、サブカルなど、あらゆる表現活動を「アーツ」と捉え、今では作れないレトロな趣のあるスナックなどの空間で楽しむことができるようにする。受付がある銅座川プロムナード広場でスタンプカードを受け取り、会場を巡りながらスタンプを集めることで抽選会に参加できる。

 平山さんは「まちづくりスナックの延長線上でアーティストの居場所づくりをしながら街を巻き込んで盛り上げていきたい」と意気込みを見せる。

 開催時間は17時~22時。参加無料(無料会場以外は要ワンオーダー制)。

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