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長崎大医学部で臨床実習白衣授与式 医師志す116人が決意新たに

白衣を授与される大井葉瑠乃さん

白衣を授与される大井葉瑠乃さん

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 長崎大学(長崎市坂本1)医学部記念講堂で1月13日、「令和4年度臨床白衣授与式」が行われた。

真新しい白衣に袖を通す学生ら

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 同学部では、基礎医学や臨床医学を修了し、共用試験に合格した医学部の4年生が一医療人としての新たなステージに踏み出す節目の式典として授与式を行っている。今年は116人の学生が式典に参加して、これから臨床実習で使う白衣を受け取った。

 式典で河野茂学長が「臨床というのは患者さんだけでなく、さまざまな医療従事者から得た情報をシェアし最善の処置を施す現場。コミュニケーションや人を理解し、その人を思う気持ちがなければ患者から信頼される医師になることはできない。臨床実習を通して自身の将来像を描くことも意識してほしい」とあいさつ。

 臨床実習責任者の前田隆浩教授は「今年4月に医師法が改正されることで皆さんには診療参加型の臨床実習が充実することが期待されている。チームの一員として役割と責任も大きくなることから技術だけでなく医師としての自覚も身につけてほしい」と激励した。

 白衣授与では同学部教員らから一人一人に白衣が手渡されるとともに激励の言葉が贈られた。

 4年生代表の大井葉瑠乃さんは「背筋が伸びると同時に私たちが目指す『医師』という存在に一つ近づいた気がする。実習はこれまで習ったことをこの目で見る初めての機会。白衣の重みや医師になることの責任を感じながら実りあるものにしていきたい」と誓いの言葉を述べた。

 最後に記念撮影が行われ、真新しい白衣に袖を通した医学生らは、これから始まる臨床実習への決意を新たにした。

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