地域創生型イベント「ネオローカルスタンド」が5月19日、アミュプラザ長崎(長崎市尾上町)で始まった。
同施設を運営するJR長崎シティ企画広報課の宮嶋優太郎さんが「かつて長崎の出島が異国からさまざまな新しい文化が伝来し、長崎から全国へ新しいものを発信する拠点であったように、当施設を拠点に再び長崎から全国へ新たな魅力を発信していきたい」と企画した同イベント。県内外から地域に根づいて活動する店や新しい地域の魅力を発信する県内34店を含む50店を集め、長崎から全国へアウトプットする地域創生型のイベントとして開催を決めた。
期間中は各日2部制入れ替わりで出店。飲食やアパレル、雑貨など幅広いジャンルの店が並ぶ。特設サイトやポスターなどのメインビジュアルには長崎出身でカメラマンとして活動する永田崚さんとスタイリストのhiroto morisakiさんが手がけるなど地元で活動する若者を起用。初日は15店が1階・2階の特設スペースに並び、買い物客が思い思いの商品を手に楽しんだ。
「これまでパンなど特定の商品をピックアップするイベントは多かったが、若者や地域に根ざした店をピックアップしたイベントは初めて」と話す宮嶋さん。「人口流出が問題となっているが、若者の話を聞く中で『長崎に新しいものやトレンド感のあるものがない』という話がよく挙がる。地元の商業施設としてチャレンジしたい人に声をかけ、地域を盛り上げるきっかけになれば」と意気込む。「今後もアーティストのワークショップなど地元で活動するアーティストなども巻き込み、体験も含めたイベントとして発展させていければ」とも。
支払いは現金のみ。今月28日まで。