長崎市内を運行する路面電車と路線バスの「無料デー」が6月25日、実施される。
物価上昇に伴う市民負担軽減を図ると同時に、公共交通機関の利用喚起を狙った長崎市の取り組み。長崎電気軌道、長崎自動車(長崎バス)、県交通局(県営バス)など5社が運行する路面電車と長崎市域を通る路線バス・コミュニティーバスが対象で誰でも利用できる。高速道路利用路線と県営バスの雲仙線は対象外。
当日は交通系ICカードを使わず、バスでは乗車時に発行する整理券を回収。路面電車はそのまま乗降で利用できる。市の担当者によると「コロナ禍で出かける機会が減った方や普段はマイカー利用の方など公共交通機関をあまり利用しない方にも利用するきっかけにしてもらいたい。この機会に行ったことのない場所に足を運んでもらえれば」と利用を呼びかける。
「無料デー」は本年度内に最大で8回の実施を予定する。次回以降は実施後にアンケートを行い、結果を踏まえて実施日を決める。