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野球U12日本代表がワールドシリーズ初優勝 長崎ポニー・川上選手も出場

投球練習する川上選手

投球練習する川上選手

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 硬式野球ポニーリーグ「長崎ポニーベースボールクラブ」に所属している中学1年の川上凜選手が7月28日から31日にかけて、米テキサス州で開催されていたワールドシリーズU12(ブロンコの部)に日本代表として出場し、日本勢初の快挙となる優勝を決めた。

チームメイトとの集合写真

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 ポニーリーグはアメリカ発祥の少年少女を対象とする硬式野球のリーグ。日本では1975(昭和50)年に日本ポニーベースボール協会が発足し、小・中学生を対象に活動している。川上選手は今春行われたU12日本代表の選考会で代表15人のうちの一人に選ばれ、6月7日~10日に10チームが参加してフィリピンで行われたアジアパシフィックゾーンチャンピオンシップ大会で優勝。ワールドシリーズへの出場を決めていた。

 川上選手の所属する「長崎ポニーベースボールクラブ」は長崎市琴海出身の松尾大吾監督が指揮を執る長崎県内のポニーリーグ所属3クラブのうちの一つ。松尾監督は柳川高校(福岡県柳川市)野球部に所属していた2000(平成12)年に高校2年で春夏甲子園ベスト8を経験し、日本代表に選ばれるなど活躍。九州産業大学野球部を経て三菱重工長崎野球部で野球を続けた。

 松尾さんの長男もソフトボールをしていたことからコーチとして携わっていたが、「監督という立場で地元・長崎にチームを作り子どもたちに教えたい」という思いで現役引退して立ち上げた同クラブは設立2年目。「国家の宝である青少年の成長を守ろう」というポニー理念の下、暴力などを否定し、人材育成を目指す指導理念などに共感したことからリーグ加盟を決めた。現在36人が長崎市全域から所属する同クラブ。土曜・日曜、祝日に琴海エリアのグラウンドを中心に活動するほか、平日は自主練に励んでいる。

 川上選手は友達に誘われたことがきっかけで5歳のとき野球を始めた。同クラブではファーストやサードなどを守る内野手として活躍してきた。7月21日~26日に同クラブが参加する東京大会にも出場した川上選手。その足でテキサスに向かい、米国やメキシコ、ドミニカ共和国などから8チームが出場する臨んだワールドシリーズに臨んだ。2敗するまで敗者復活するダブルイリミネーション方式のトーナメントで行う同シリーズで川上選手はファーストやサード、ピッチャーとして全6試合ほぼ全てに出場。U12日本代表の一人としてチームを初優勝へ導いた。

 「将来はプロ野球選手を目指したい」という川上選手。三菱グラウンド(長崎市稲佐町)で凱旋後初のクラブでの練習となった8月6日、川上選手はチームメイトにワールドシリーズの結果を報告。メンバーが募金活動などで集めた激励金を川上選手に渡し、優勝を祝った。メンバーからは「次は長崎ポニーを優勝に導いてほしい」と期待の声も。

 「結成2年目でワールドシリーズ優勝経験者がクラブから出たことはうれしい。川上選手はまだまだ伸びしろがあり将来も楽しみ」と話す松尾監督。「クラブの選手には高校、大学と進学しても燃え尽きることなく野球を楽しみながら続けてほしい」とエールを送る。

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