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長崎・野母崎で音楽フェス「七歌祭」 地元ミュージシャンらと地域の魅力発信

来場を呼びかける実行委員長の深堀さん(右)ら

来場を呼びかける実行委員長の深堀さん(右)ら

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 長崎市南部エリアの音楽フェスティバル「七歌祭(ナナフェス)」が10月1日、長崎のもざき恐竜パーク(長崎市野母町)で開催される。

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 同イベントはこれまで開催されていた「五歌祭(ごかっさい)」がリニューアルし、長崎市南部7地区(野母崎、三和、香焼、深堀、土井首、高島、伊王島)の音楽祭となった。

 五歌祭は2005(平成17)年に旧野母崎町や旧三和町などの南部地区が長崎市に合併されたことがきっかけで地域の商工会や農協、漁協などが一体となって実行委員会を立ち上げ、2016(平成28)年まで毎年行ってきた地域活性化イベント「五活祭」がルーツ。「中断していたイベントを復活させたい」と地域の青年部など有志が立ち上がり、2019年10月8日、高浜海水浴場(高浜町)で復活。南部5町の持ち回りで開催する地域の音楽イベントとなっていたが、コロナ禍で中断。昨年、長崎のもざき恐竜パークで3年ぶりに開催。4500人が集まり、盛り上がりを見せた。

 イベントではスペシャルゲストにTEEさんを迎え、高島在住の「RAINBOW MUSIC」や三和出身シンガー新プロジェクト「gu-fo/Cozue」など地元で音楽活動するアーティストがイベントを盛り上げる。RAINBOW MUSICと長崎南商工会青年部が進めていた各地区の愛唱歌作りで今年、最後に完成していた深堀地区の愛唱歌もイベントで披露する。

 地区の愛唱歌作りはRAINBOW MUSICのメンバーが高島小中学校で音楽を教えていることがきっかけで、各地の愛唱歌づくりを支援するレゲエミュージシャン・Sing J Royさん協力の下、2015(平成27)年から子どもたちと土井首・深堀地区を除く旧南部5町でスタート。昨年、Royさんが急逝したことから長崎南商工会青年部とRAINBOW MUSICが、その後も土井首・深堀地区の愛唱歌作りを進めていた。

 このほか、参加型イベントとしてラムネ早飲み大会や激辛四川麻婆(マーボー)豆腐早食い大会などを行う。ローカルグルメエリアには地元の35店舗が屋台などを開き、地元の食を味わうことができる。

 実行委員長の深堀陽水さんは「地元で活動するアーティストがいるだけでなく、7地区で愛唱歌を作り上げてきたことが地元ならではの音楽フェスとして盛り上がる原動力となっている。愛唱歌とともに南部7地区の魅力が詰まった愛され続けるイベントにしていきたい」と意気込みを見せる。

 開催時間は10時~18時。

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