角力灘の夕日を見ながらクルージングを楽しむイベントが10月21日に開催される。主催は外海ツーリズム協議会。
長崎市北西部にある外海地区は世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する外海地区の大野集落・出津集落の教会群があり、海と山の自然に恵まれたエリア。同団体では地域に滞在してさまざまな体験を通して現地の人々と交流を図るグリーンツーリズムを企画・開催し、会員の店などで特産品の「かんころ餅」作りや料理体験、農作業体験などを開催するほか、体験民宿として滞在型余暇活動を受け入れてきた。
海と夕日がきれいに見える長崎屈指の夕日が楽しめるドライブコースとしても有名な同エリアは2007(平成18)年11月26日に制定された「ながさきサンセットロード」の一部にもなっており、沖合いに浮かぶ池島や大角力・小角力などの島影とともに五島灘に沈む夕日を見ることができる。同団体では外海の夕日を違う角度から楽しんでもらうと同時に地域の魅力を知ってもらうイベントとして数年に一度、客船を貸し切ってクルージングイベントを開催してきたがコロナ禍で開催ができない状態となっていた。
当日は、神浦港フェリー乗り場(長崎市神浦江川町)を16時に出港し、周辺海域をクルージングしながら五島灘に沈む夕日を楽しむ。帰港後はフェリーターミナルに隣接するホテル外海インで会員の手作り弁当を振る舞うほか、特産品の販売なども行う。
同協議会の平則子会長は「外海の美しい夕日や景観を海から楽しんでもらうと同時に食や地域の魅力を感じてもらえれば」と参加を呼びかける。
参加費は1人2,000円。定員は先着150人。申し込みは平則子クルージング(〒851-2321 長崎市赤首町446)宛てに往復はがきに参加者全員の住所、氏名、電話番号、生年月日を記載して応募する。問い合わせは外海ツーリズム協議会(TEL 0959-25-0598)まで。