国指定史跡「出島和蘭商館跡」(長崎市出島町)で11月24日、クリスマスイベント「オランダ冬至」が始まり、クリスマスツリーが点灯した。
昨年に続き2回目の開催となったイベントは、出島がオランダ商館として使われていた江戸時代、禁教となっているキリスト教の祭事であるクリスマスを「オランダ冬至」としてひっそりと祝っていたことにちなむ。
点灯式当日は17時から、園内を無料開放。18時から行われたオープニングセレモニーでは市立長崎中学校(立山1)の音楽部「爽」によるハンドベル演奏が行われた後、市立戸町中学校(新戸町2)吹奏楽部がマーチング演奏を披露。西門からマーチング演奏しながら行進した後、芝生広場でクリスマスソングなどを披露した。カウントダウンの後、4.5メートルほどのモミの木にオーナメントやライトが飾り付けられたクリスマスツリーが点灯。観覧客らは写真を撮るなどして思い思いに楽しんだ。
このほか、長崎内外倶楽部では当日限定でホットチョコレートとホットワインを販売。点灯式の時間帯には気温が10度を下回り、急に冷え込んだこの日、訪れた観覧客は温かいドリンクを手に、一足早いクリスマスムードを楽しんだ。
点灯時間は17時~21時。観覧には入場料が必要。12月25日まで。