手作り指輪店「itoaware-いとあはれ-長崎店」(長崎市南山手町)が1月13日、オープンする。
1985(昭和60)年創業のブライダルリング専門店「ジャンティールキタカミ」(石川県内灘町)が経営する同店。6年ほど前から手作り指輪を事業化し、新業態店として5年前に「aisorasi-アイソラシ-」(石川県金沢市)をオープンして以降、全国各地に展開。九州初上陸で9店舗目となる同店は観光名所・グラバー園へと続くグラバー通りの一角にオープンを決めた。店名は日本古来の美しい大和言葉にちなみ、「昔ながらの技法で今、これからを生きる指輪を作り、人の手から生まれる一つ一つ違う輝きを持つ小さな指輪が日々にささやかな光を添えたい」という思いを込める。
店内にある工房では職人が線材を切り出して一つ一つ手作業で指輪を作り出す様子を見ることができる。プラチナや18金をはじめ、シルバーやシルバーと金のコンビなどの素材で1ミリ~3ミリの太さや丸、四角、8角形などの形状のほか、指輪に刻む模様などを好みで選ぶことができる。指輪に模様をつける鍛金の工程は自分の手で体験することもでき、60分~90分でオリジナルの指輪に仕上げて持ち帰ることができる。このほか、刻印やダイヤモンドの石留めなどオーダーにも対応。
「結婚指輪として互いに相手の指輪を作り、贈り合う人もいる」と話す出嶋邦彦店長。「長崎観光の思い出として指輪作りを体験してもらうだけでなく、地元・長崎の人にも記念日や大切な人へのギフトとして利用してもらえれば」と来店を呼びかける。長崎を代表する観光地に出店することから「観光地を一緒に盛り上げることができる店にできれば」とも。
営業時間は10時~18時。