矢上小学校(長崎市矢上町)の「150周年フェス」が2月4日、同校グラウンドで開催される。
旧藩所在庄屋を充用する形で1874(明治7)年3月10日に創立された同校。東長崎エリアの中心に位置する同校は、1987(昭和62)年に橘小学校(かき道5)、2008(平成20)年に高城台小学校(高城台1)がそれぞれ新設されるまで、同エリア一帯の子どもたちが通う名実ともに東長崎の中心的な小学校として知られていた。
同地区の地域コミュニティ連絡協議会「矢上みらいまちづくり協議会」は、近くを流れる八郎川の清掃活動や地域の祭りとなっている「矢上くんち」の運営などに取り組む地元商店街や自治会が集まり昨年1月に設立。2年ほど前、コロナ禍でPTAの集まりが難しい時期だったことから、同校創立150周年を祝う記念事業に向けて地域全体で取り組むことを決めたことから協議会を立ち上げる機運が高まった。
フェスは同協議会が設立して初の大型イベントとなる。同協議会ではイベントに合わせて昨年、子どもと獅子のキャラクターを制作。同校の児童を対象に名称を募集し、それぞれ150周年の150にちなんだ「ひこまる」と、かわいく親しみやすいことや子どものキャラクターにマッチしていることから「まいまい」に決まった。
当日は変面ショーや長崎出身の歌手・大地あきおさんと「FUNKIST」のライブ、「COWCOW」のお笑いライブのほか、地域の住民が参加する矢上音頭などを披露。プロサッカークラブ「V・ファーレン長崎」のキャラクター・ヴィヴィくんとの抽選会や参加型イベントなどを行い、500個の風船を空に放すバルーンリリースを予定する。
150周年記念事業実行委員長で同協議会事務局長を務める泉田直機さんは「矢上地区に関わる多くの方々に支えられ、地域を活性化させると同時に未来につなげたいと協議会を立ち上げた。フェスには卒業生や地域の方々にも訪れてもらい、地域全体で盛り上げて行ければ」と参加を呼びかける。
開催時間は10時~15時。雨天決行。臨時駐車場として長崎自動車学校(矢上町)と新長崎バナナ(田中町)横の空き地を開放する。