長崎の市民団体「team長崎シー・クリーン」(TEL 070-6596-4691)と野母崎小中一貫青潮学園(長崎市野母町)のPTAが4月14日、田の子海岸(野母町)で清掃活動を行う。
長崎大学職員のデミー博士こと出水享さんが2021年に立ち上げた同団体。「世界遺産・軍艦島が映える海を守ろう」をテーマに2、3カ月に1回、長崎市の野母崎地区を中心に清掃活動を行ってきた。
今年で3回目となる同所での4月の清掃活動は野母崎小学校・中学校の歓迎遠足で児童・生徒を「きれいな海岸で歓迎したい」と、同校PTAと共同で開催してきた。
当日は同校の小学5年生の児童らが「野母崎の海をきれいにするために」をテーマに今年3月に制作した海ごみアートも展示する。
同校の生徒で同団体メンバーでも親子で活動している内野菜央さん、内野将大さん、向井寛太さんらは「遠足に参加するみんなが気持ちよく楽しめるように、清掃活動に全力で臨みたい」と意気込む。
団体では市民の環境意識への向上につなげるとともに、「一般の方に団体が掲げるメッセージを、より明確に届けたい」と色鮮やかな海の生き物が軍艦島を守るように取り囲んだTシャツも制作。デザインの原案を手がけた内野菜央さんは「みんなで楽しむことができるようなきれいな海を目指して一緒に頑張っていければ」と参加を呼びかける。
活動時間は10時~12時。悪天候中止。集合場所は長崎市恐竜博物館玄関右の海側。長崎のもざき恐竜パークの駐車場を利用できる。