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長与の無人島でアクティビティーイベント シュノーケリングやサップ楽しむ

インストラクターとSUPを楽しむ参加者

インストラクターとSUPを楽しむ参加者

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 長与町の大村湾の沖合に浮かぶ無人島・二島で9月7日、シュノーケリングやSUPを楽しむアクティビティーイベントが行われた。

集合写真

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 「次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる」ことを目的に日本財団が取り組む「海と日本プロジェクト」の一環で、一般社団法人「海と日本プロジェクトinながさき」が実施する大村湾ワンダーベイプロジェクトの企画の一つ。

 透明度が高く、多くの生き物が生息する反面、大村湾漁協が所有・管理し、簡単に立ち入ることができない島となっていることから、「アクティビティー体験を通じて、大村湾の魅力や特徴、起きている問題を学び、大村湾に親しみを持ち、問題解決に向けて少しでも考えてもらえれば」と企画した。

午前のシュノーケリングに14人、午後のSUPに12人が参加して2部制で行った同イベント。親子連れを中心に幅広い世代の参加者12人が参加した午後の部は13時に長与町海洋スポーツ交流館(長与町斉藤郷)に集合。開会式を終えると船に乗り込み、二島を目指した。長与港から5キロほどの場所にある二島は浅瀬に囲まれ、遠くから見ると2つの島のように見えるのが特徴。島が見えてくると船首からは島を眺めながらはしゃぐ子どもたちの声が響いた。

 島に上陸するとアクティビティーの安全面や大村湾についての説明を受けた後、清掃活動を行った参加者。海岸に流れ着いたプラスチックごみを中心に回収した。

 SUPの乗り方やパドルのこぎ方などの指導を受けた参加者は順番にSUPに乗り込み、海岸の周辺でSUPに慣れてから島を一周するクルージングに出かけた。しばらくこぐと水面を跳ねる小イワシの群れに遭遇した参加者から歓声が上がった。SUP初挑戦という参加者が多かったため、初めは座りながらしか乗ることができなかった参加者も、次第に慣れてくると立ちこぎにチャレンジ。途中、落水する参加者もいたが、インストラクターが指導しながら少しずつSUPに慣れていった。

子どもたちからは「楽しい」といった声も聞かれ、初めは座りながらこぐことしかできなかった子どももいたが、島を半周する頃にはほぼ全員が立ちこぎにチャレンジする姿も見られた。参加者は、二島周辺の透明度の高さと超閉鎖性海域ならではの穏やかな波を体感した。

 大村湾ワンダーベイプロジェクトのプロデューサーを務める高田雄生さんは「午前の部ではシュノーケリングで海の生き物を観察し、磯焼けの現状を知ってもらうなどした。大村湾を身近に感じ、海の環境について考えるきっかけにしてもらえたのでは」と期待を込める。

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