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野母崎で恒例「水仙まつり」 開花の遅れで18日開幕へ

昨年の水仙まつりの様子

昨年の水仙まつりの様子

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 長崎のもざき恐竜パーク(長崎市野母崎)内にある「水仙の里」(長崎市野母町)で1月18日から、「のもざき水仙まつり」が開催される。

現在の水仙の里の様子

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 野母崎地区では例年12月から1月にかけて、自生した水仙が道路脇や家庭の庭先でも多く見られる。世界遺産・軍艦島を望む小高い丘に約1000万本の水仙が潮風に揺られ、独特の爽やかな香りと花と海と空のコントラストが美しい景色を楽しむことができる同所は県内で唯一、環境省「かおり風景100選」にも選ばれている。

 毎年水仙の開花時に合わせて開催している同イベント。見頃を迎える水仙で地域を盛り上げようと1993(平成5)年から毎年開催している。

 同実行委員長の山口邦俊さんによると、「ここ数年、水仙の開花時期がだんだんと遅れている」という。一昨年は1月7日~22日に開催したが、開催初日は4~5分咲きで、20日ごろに見頃を迎えた。昨年は開催日を13 日からに後ろ倒ししたところ、開催初日に7分咲き、20日ごろに見頃を迎えた。

 現在、会場の水仙の里ではまだ水仙の花は見られないものの、路肩や庭先に自生する水仙は開花し始めている。五島灘を望む丘に自生する水仙を移植し、地域住民が中心となって手入れをしてきた同所。2021年に長崎のもざき恐竜パークがオープンし、同所が施設の一部となったことで管理体制も変わった。山口さんは「今年は、昨年夏の長引く酷暑を含め、例年にない季節の変化が影響するかもしれない」と話す。開花の遅れを見越して今年は同イベントの開催を 18 日からに後ろ倒ししたが、どのような開花状況になるか見通しが立っていないという。

 「今年も水仙の花束のプレゼントや野母崎地区の飲食店や観光スポットなどを巡るスタンプラリーなど、水仙と共に野母崎の魅力を楽しんでもらえる企画を用意している」と来場を呼びかける。12日の積雪の影響で開花にさらなる遅れが見込まれることから、「開花の状況を十分理解いただいたうえで来場してもらえれば」とも。

 入場無料。無料の臨時駐車場も用意。2月2日まで。開花状況は長崎のもざき恐竜パークのホームページで確認できる。

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