
「深堀恵比須カキ祭」が2月22日~24日、深堀漁港で開催される。主催は長崎市みなと漁業協同組合。
同漁港を拠点に5年ほど前からイワガキの養殖に本格的に取り組み、3年前から「夏盛(なつざかり)」と名付けて販売している「長崎みなと水産 平田屋」(長崎市深堀町)の平田浩太郎社長。カキの養殖も試験的に始め、今季、直売所での販売を本格化させた。「深堀地区を盛り上げたい」と4年ほど前、仲間と長崎市みなと青壮年部会深堀を立ち上げた。
3回目となる同イベントは深堀でカキの産地として取り組みを始めていることを知ってもらうと同時に、同地区の活性化につなげたいと企画したもの。江戸時代、鍋島藩領だった武家屋敷の景観が残る深堀地区の各地に60体ほど祭られているカラフルに塗られたえびす像にあやかったイベントとした。
当日は深堀産と戸石産のカキ900キロほどを用意。席代(1,000円)を払うと1キロ1,000円でカキを購入でき、90分間利用できる。海鮮バーベキューやビールなども用意し、たこ焼き、かまぼこも販売する。ビールや発泡酒、肉、魚介類以外は持ち込み自由にすることで、カキが苦手な人でも楽しめるよう工夫する。今年は別会場でスイーツブースも開催。えびす像と撮った写真を投稿するとコーヒー無料券などがもらえる「深堀恵比須インスタラリー」やお魚重量当てクイズも行う。
「漁港周辺の企業の協力も得て今年はスイーツブースやインスタラリーを初開催するなど、規模を拡大できた。深堀をカキの産地として知ってもらうと同時に地域を盛り上げる継続できるイベントにしていきたい」と意気込む平田さん。「多くの人に、おいしいカキを味わってもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~18時。