
長崎県産の焼きガキや鍋、屋台グルメが味わえる「かき食うマルシェ&あったかマルシェ」が現在、みらい長崎ココウォーク(長崎市茂里町)で開催されている。
「長崎県産のカキのおいしさに魅了された」という、長崎のもざき恐竜パーク内にある飲食店「GAO GAO」(野母町)店主の田中風海さんが企画した同イベント。「長崎の人にもっと手軽にカキ焼きを楽しんでもらいたい」と2023年12月に湊公園(新地町)で初開催。長崎の人だけでなく、観光客からも「手軽に立ち寄って長崎のカキを楽しめる」と好評だったという。同所での開催は昨年に引き続き2回目。
今季は昨年夏場の高水温の影響でカキの生育が悪く、長崎市の産地になっている戸石地区では大量に壊死(えし)して水揚げが大幅に減少するなど開催が危ぶまれるほど不漁の年となっていた。どうにかカキを確保できたことから昨年12月に「夢彩都おくんち広場」(元船町)で、1月に「ジョイフルサン江川本店」(江川町)で、イベントを開いた。
期間中、1かご(約700グラム)のカキを1,500円で提供。客自らが炭で焼くテーブル10席(1席1,000円)を払うとカキ焼きを味わえる。このほか、サザエ(500円)やヒオウギ貝(400円)も用意。田中さんは「カキが苦手という人も多いことから、屋台を並べてカキ焼きとともに楽しんでもらえるように工夫している。ようやく水温が下がり、生育状況のいいカキが入荷している。小長井(諫早市)産、針尾(佐世保市)産のカキとともに、それぞれの産地の魅力を食べ比べも用意した。旬真っ盛りのおいしいカキを楽しんでもらえるのでは」と来場を呼びかける。
開催時間は、平日=12時~19時、土曜=11時~20時(最終日は11時~18時)。3月2日まで。