長崎産の真珠を使ったパールアクセサリーブランド「絹賀(きぬか)」の新作発表・展示会が12月6日、長崎マリオットホテル(長崎市尾上町)で行われる。
「ANIEL(アニエル)」(長与町まなび野)の代表として企業研修やビジネスマナー講師などを手がける大渡絹代さんが昨年3月に立ち上げた同ブランド。20歳の誕生日に初めて真珠アクセサリーを手にしたという大渡さんは「真珠は控えめな優しさの中に上質な美しさと神秘的なパワーを感じ、日常にさりげなく存在し、勇気を与えてくれる存在だった」と振り返る。立ち上げまで3年かけて試行錯誤したアイテムは普段使いできるデザインにこだわり、「上品さと遊び心を追求した」という。
長崎は真珠の養殖地として知られ、大村湾は明治時代に真円真珠の養殖に成功した真円真珠養殖の発祥の地にもなっていることから、長崎県産本真珠にもこだわった。
昨年6月に続き3回目となる今回は、「Perle Chance(ベルル・シャンス)」「Initialia(イニシャリア)コレクション」「Perle Lian(ベルル・リアン)真珠の絆」の3シリーズをリリース。「パールの上品さに幸運(チャンス)をかけ合わせた」という「Perle Chance」はパールに四つ葉のクローバーと天然石を組み合わせたリング(7万7,000円)やネックレス(8万2,500円)、ピアス(9万6,600円)ブレスレット(11万5,000円)、をラインアップ。自分のイニシャルをパールを組み合わせたネックレスとピアスをそろえる。「Initialiaコレクション」(ピアス6万500円、ネックレス6万8,500円)は「自分だけの特別感を演出できるアイテム」だという。ベビーパールを二重にめぐらせ胸元にあこや真珠のリボンを添える「Perle Lian真珠の絆」(16万5,000円)はチョーカーデザインにした。
このほか、10粒の真珠を水の雫のように並べて仕立てた「十の雫(しずく)」コレクションの新作として「10の完成+4つのめぐり(縁・時・心・未来)」という意味合いを込め、14粒の真珠を使った「十の雫~めぐり~」(ネックレス11万円~)も用意する。
大渡さんは「真珠というと冠婚葬祭などのイメージが強いが、『絹賀』は女性の魅力を引き出し、毎日を軽やかに彩るデイリーパールを目指した。普段から身に着けることで少し、すっと背筋が伸びるファッションアイテムとして手に取ってもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~16時。事前予約制。インスタグラムのDMで受け付ける。