長崎の街ネタを配信するサイト「長崎経済新聞」が9月1日、創刊1周年を迎えた。
同サイトは地域に根付いた「街ネタ」ニュースをネットで配信する媒体「みんなの経済新聞ネットワーク」の一つ。取材エリアは長崎市を中心としたエリアで、飲食店などの新規オープン情報やイベント情報、地元企業が開発した商品の紹介など、これまでに配信した記事は300本を超えた。2000年4月に創刊した「シブヤ経済新聞」から広がったネットワークは現在、北は札幌から南は石垣までと海外を合わせて66エリアで配信している。
田中康雄編集長は「子どものころにガリ版を使って自分で新聞を作り、20代のころは広島の大手新聞社の編集局で4年間アルバイトをしていた。エリアを絞ってネタを探すのは意外と難しいが、長崎市民の目線で『街の記録係』としてコツコツと続けていければ」と話す。
「長崎には地域のために頑張る企業や団体、個人が多く存在する。派手な話題だけではなく、小さな取り組みこそ日を当てる必要がある。長崎のために話題を拾うことで貢献できれば」と古賀里香記者。「今はおくんちの練習があちらこちらで行われているが、シャギリの音につられて取材に没頭しすぎることもしばしば。長崎の街が心から大好き」とも。
「長崎経済新聞の編集方針では、なるべく人に焦点を当てるということを心掛けている。昨年12月のヤフーニュース配信開始以来アクセスも伸びてきており、地域情報のアーカイブのような存在になれれば。ネットの特性を生かし、今後はソーシャルメディアとの連携を強化したい。読者の皆さんには、ぜひ、各記事の『いいね』ボタンをクリックしていただければ」と田中編集長。