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昭和30年代のくんち写真集「長崎くんち回顧録」出版

「長崎くんち回顧録」の表紙

「長崎くんち回顧録」の表紙

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 写真と映像のプロダクション「DEITz(デイツ)」(長崎市平野町)が8月22日、昭和30年代の長崎くんちの写真集「長崎くんち回顧録」を出版した。

樺島町のコッコデショ(太鼓山)1957年

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 1953(昭和28)年創業の同社には、高度経済成長期の昭和30年代に撮影したモノクロ写真のストックが豊富にあり、その中から今では見られなくなった旧町名での奉納踊りや、当時ならではの出し物など142点を厳選して写真集に収めた。

 昭和30年代は、ちょうど長崎くんちの変革期にあたり、町界町名変更が行われ、1960(昭和35)年には現在の長崎市公会堂の建設に伴い、踊り場を市民運動場から船津町(現恵比須町)の瓊浦公園に変更して開催された貴重な写真なども収録されている。

 同社企画営業部の西川裕子さんは「長崎くんちファンだけではなく、当時を知る人には懐かしく若い人には新鮮に映ると思う。約370年に及ぶ祭りの歴史の象徴的な一場面なので、世代を超えて楽しんでもらえれば」と話す。

 B5判、モノクロ80ページ。価格は1,600円。同社店頭と長崎市内書店で販売している。

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