長崎市東部の夏を締めくくる「第28回 納涼夏祭り・ひがなが花火大会」が8月28日、花市場裏の特設イベント会場で開かれ、約1万人の見物客でにぎわった。
会場には多くの屋台が立ち並び、夏祭り気分を大いに盛り上げる。特設会場では17時から花火大会が始まる20時まで、県内外から集まった8組のよさこいダンスチームが競い合う「YOSAKOIひがなが」や盆踊り大会が行われ、あちらこちらから飛んだ声援が会場を沸かせた。
福岡県から参加した北九州市立大学よさこいチーム「灯炎(とうえん)」リーダーの安河内和宏さんは「1年生のメンバーに東長崎出身の学生がいて、その縁で出させてもらうことになった。この時期はイベントシーズンで毎週のように各地のイベントに出演するが、東長崎の人たちの熱さには猛暑も吹き飛ぶ気がした。大学生の僕たちももっと頑張らなければ」と話す。
隣の諫早市多良見町から参加した「多良見YOSAKOI楽踊連」の大坪さんは「よさこいを通じて年齢に関係なく面白いことに熱中しようと週に2回練習している」と話し、県南チーム全体で作った『ちゃんぽん定食Tシャツ』を披露してくれた。
20時からはメーンイベントの花火大会が始まり、例年通り約1万人の見物客が会場を埋め尽くした。長崎の夏を惜しむように約2,000発の花火に、見物客は最後まで歓声を上げていた。