10月7日から始まる長崎くんち本番を前に3日、衣装や道具を一般にお披露目する「庭見せ」が行われ、各踊り町の会場は見物する人たちでにぎわいを見せた。
長崎くんちは1634年から諏訪神社(長崎市上西山町)に伝わる秋の例大祭。祭りの本番は今月7日~9日の3日間だが、各踊り町の出演者たちは6月1日の小屋入りで稽古が始まり、今月1日には祭りの始まりを告げる「事始め神事」、3日の「庭見せ」、4日には各町内の人たちに対して行われる公開リハーサル「人数揃(にいぞろい)」などの行事を経て本番に臨む。
庭見せ会場を訪れた長崎市内在住の安元哲男さんは「毎年、くんちが近づくと心が踊る。こういう伝統を絶やすことなく次代に伝えていかなくては」と会場内を熱心に見て回っていた。