長与町を拠点に地域無線LANシステムを提供するNPO法人「にんじんネット協議会」は12月3日、長与町勤労青少年ホームで開設11周年を記念した講座を開いた。
スマートフォンなどの使い方を伝授するドコモショップのマイスター
9時30分から始まった講座では、午前の部で「インターネットで広がるコミュニケーション」と題して長崎県立大学シーボルト校情報メディア学科の西山和希さんが講義。フェイスブックとスカイプについて解説と実演を行い、参加者は熱心にメモを取りながら聞き入った。
参加者からは「分かりやすかった。スカイプを使って遠隔地にいる家族と連絡を取ってみたい」「フェイスブックを使って、最近会ってない友達に連絡を取ってみる」などの感想が聞かれた。
午後の部は「スマートフォンの活用」と題してドコモショップ長与店・長崎住吉店の「スマートフォンマイスター」らが講義。スマートフォンの使い方を丁寧に分かりやすく解説した後、アンドロイドタブレットを受講者一人ひとりに用意し、実際に触りながら使い方を指導した。
機能の多さに目を見張る人や読書好きの参加者からは「青空文庫が読めるので、今後は本の代わりに利用したい」などの声が上がった。午前の講義を担当した西山さんは「今では全国で無線LANが広がっているが、11年も前から長与町で地道に続けてきた実績はすごい。これから本当の意味で社会のインフラになることを期待している」と話す。